青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

次男のこと

やっと高校に入ってやれやれと思っていた次男が、最近学校辞めたいと言い出した。

来年県外の高校を受験し直したいと。

何かが合わないらしい。


以前の自分だったら、そんな高校辞めるなんて、また一年生からやり直すなんて、って言ったかもしれない。

でも長男のことがあってから、もうその子の人生、好きなようにさせよう、世間体なんてどうでもいいって思うようになった。


自分の両親はかなり厳格で、小さい頃からあれダメこれダメと窮屈に育てられたように思う。

そんなことで自分もかなり偏屈な子供だったのではないかと思う。

大きくなるにつれ、こんなこと言うと人にひかれるな、っていうのがわかってきて、だいぶん人付き合いも要領よくできるようになってきた。

でもそれはだいぶん社会に出て揉まれてから。 

長男の不器用なところは私に似てしまったんだろうな、ごめんね。もっと要領よくできるように育ててあげれば良かったね。


次男は割と人付き合いは上手くやる方だと思っていたんだけどな。

でもそれも私が気づいてなかっただけかもしれない。

ごめんね、どうかいい方向に行きますように。

難しい

次男は今年高校に入った。

高校があまり合わないらしく、最近ため息が多い。


「今の高校やめて違う高校行きたい」

と言うようになった。

中学の時がとても楽しかったので、今の環境がしっくりこないらしい。


高校に入る時、次男の意志に任せた。

長男の時、自由に選ばせてあげなかったと深く後悔しているからだ。

次男にはやめずに頑張ってほしいと思う気持ちもあるけれど、でも長男のことを思うと我慢して頑張れとは怖くて言えない。

でもやめたいと言われてすんなり受け入れていいものなのか。

学校の先生とも相談しているが、答えは出ない。


子育てにはもうすっかり自信がないから、自分で決められないのだ。

ほんとに難しい。難しい。

息子の誕生日

今日は息子の誕生日。

生きてたら26歳になる。


「もう26かあ、ピンとこんね。」

「生きてたら今頃どうしてたかね、結婚はまだかな。彼女くらいいたかな」


娘とあれこれ妄想話。


どれだけ時間がたっても私の中では20歳の時のあの子の顔しか思い浮かばない。26の顔は想像できない。 


幼い笑顔の遺影の前にケーキを供えた。

私の中では息子の時間はあの時に止まったままだ。きっとこれからも。