青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

七回忌

昨日は息子の七回忌だった。

久しぶりに遠方の娘も帰省して、隣県の住職さんにお経をあげに来てもらった。


仏壇にこうしてお参りするのは久しぶりだ。

他の子供たちが大きくなっているせいか、遺影の顔がとても幼く見える。

いつの間にかもう6年も経つんだなあ。


お参りが終わって住職に聞いてみた。

七回忌にもなると、個人の魂はどこにいるのですか、と。

住職は、仏教では魂という捉え方はしないのです、亡くなった方はみんな極楽浄土に行くという考えなのですよとおっしゃった。

こうして皆さんが、節目にお参りして故人を思い出してくれることで、故人が心穏やかに浄土で過ごせるのですよと。


息子も極楽浄土で心穏やかに過ごせているのだろうか。

どうか心安らかに過ごせますように。いつも願っているからね。

こんな気持ち?

死役所というマンガがあって、ずっと読んでいる。

今回新刊が出たから読んでみた。

自死した大学生の男の子の話し。

人付き合いが苦手で友達ができないことに悩んでいて、自死してしまう。

死んだあと死役所でどうして死んだのか気持ちを語っていた。


読んでいたら涙が止まらなくなってしまった。

息子が何に絶望していたのかは本当のところはわからないが、死にたい時ってこんな気持ちなのかな。

ほんとに辛かったんだよね、きっと。生きているのがつらいほど。

どんな気持ちだったのかな。

いつか会ったら息子の口から聞きたい。





6年

息子が亡くなって今日4月22日で6年になった。


いつのまにかそんなに月日が。


あの時泣いて泣いてこのまま溶けてしまうんじゃないかと思っていた。もう2度と元の生活に戻れることはないなと。


あれから6年たって、私は今でもなんとか仕事をしているし、なんとか生活もできている。

息子のことは1日も忘れたことはないが、これが時薬というものなのかなあと思う。


今日は朝から墓参りに行った。

享年21の文字。やっぱり早すぎるなあ。

遺影の前にお寿司とイチゴ大福。

甘いものも好きだったもんね。


お墓から見上げた空は今年も雲ひとつない青空だった。