青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

息子からの声

日本全国コロナの流行で、外出しにくい時ではあるが、今回前から予約していたイタコさんに会いに次女と青森まで行ってきた。

どうしても息子の声が聞きたくて・・


会ったイタコさんは一見普通の女性。

それでは呼びますね、と言ったあと

念仏のようなものを唱え始めた。

聞いていると突然・・


「自分でもどうしてこんなことになったのかわからない。毎日自分は何のために生きているのか、これからどうやって生きていけばいいのか分からなくてつらかった。うつみたいになって、食欲もない、眠れない、楽しくない日が続いた。

長男だからしっかりしないとと思ったりしたけど、でも思うようにできない自分が悔しくてつらかった。

死んでしまおうかと思ったりしたこともあったけど、半分ふざけての気持ちもあった。こんなことになるなんて思わなかった。

みんなが自分のことを今一生懸命考えて心配してくれて申し訳なくて本当に悪いと思っている。

もっとみんなに素直に相談すれば良かった。でも自分で何とかしないとと思ってしまってた。本当にみんなに迷惑かけてごめん。

あの世で楽にいるかって?楽なわけないよ・・みんなに悪くて後悔してつらい。

自分がバカだったと思っている。

親に大事に育ててもらったのにこんなことになってごめん。

夢でみんなに会いたいけど、夢に出ると迎えに来たと思われるかと思って出ないようにしてる。

これからもみんなが仲良く過ごせるように見てるよ。

こんなとこまで来て呼んでくれてありがとう、本当に嬉しかったよ・・」


そんな言葉を繰り返し言って、息子は帰って行った。

息子だ、と思った。

私が聞きたかったこと、知りたかったことをみんな言ってくれた。

信じない人も多いだろうが、私は確かに息子が来たと感じた。


次女と泣きながら、良かったね、聞けたね、と言い合った。

やっぱり息子はつらかったんだ、悩んでいたんだ。それをわかってあげられなかったのが本当に悔しい。

でも、息子がどうして死んだのか、それがわかったことで自分の中で納得がいった。

息子を助けてあげられなかったことはこれからもずっと死ぬまで心の中に抱えていくだろう。息子が死ぬほどつらかったことは、決して忘れない。


迎えに来たなんて思わないよ、でも迎えに来てもいいんだよ、だから夢に出てきて。そう話しかけた。

私はこれからも息子を思って生きていく。

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