青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

雨の日に

毎日雨。

そしてコロナと大雨被害。

私の地域はまだ大雨だけですんでいるが、被害の大きい地域の方は本当にお気の毒だ。


昨日受け持ちしていた患者さんが亡くなられた。入院してからもちょくちょく顔を見に行って、まだ大丈夫だなと思っていたのに。


連絡をもらってお顔を病室に見に行った。

痛みと吐き気に悩まされていたけれど、穏やかなお顔だった。

お顔と頭をなでたら、まだ温もりがあった。

息子の顔は氷のように冷たかったなあと思い出し、患者さんの生前のお顔を思い出し、涙が溢れた。


我慢強い患者さんで、あまり辛い苦しいとは言わない方だった。ギリギリまで我慢してあっけなく逝ってしまった。

息子も何も言わなかった。そして突然逝ってしまった。

なんだろう、人は亡くなる時ある限界を超えると耐えられなくなるのだろうか。


死に様は生き様を表すらしい。

人は生きてきたように死んでいくそうだ。

人の死に出会うたび息子のことを思い出し、あの子が生きていた意味を考えさせられる。

×

非ログインユーザーとして返信する