昨日同窓会があった。看護学校だったので、1学年30人ぽっきり。3分の2ほどの出席だった。

学校を出て30年。10年ぶりの会だったので、10年以上会ってない人が多かった。

1人ずつ近況報告をした。

看護部長になった人、保健師として市役所にいる人、現場が大好きと三交代で夜勤をこなしている人、家庭重視でパートで働いている人。

逆に看護の世界から離れて違う仕事をしている人もいる。

みんなそれぞれ自分の道を見つけて歩いていた。

でも、私生活ではまたそれぞれのいろんなドラマがあった。

ガンの手術をして治療中の人が何人もいた。

腰の手術をして最近まで松葉杖の人もいた。痛みで死んだほうがましだと思ったこともあったと言ってた。すごく我慢強い子だったけど。

人口関節を入れてやっと歩けるようになった人も。

子供に身体傷害があり、世話のために仕事をやめて付き添っている人、知的傷害のお子さんがいる人もいた。

みんなこの30年の間にいろんなことがあったんだなあ。

でもみんな明るい笑顔だった。辛いことも悲しいこともあっただろうに。

息子のことは言えなかったけど、自分だけじゃないと少し力をもらえた。

5年後の再開を約束して別れた。

もう少しだけがんばってみよう。

手を振りながらそう思った。