大切な人を亡くした人たち
ネットを見ていて偶然見かけた、死別の会。そこには自死だけでなく、事故、病気、様々な理由で子供や親や兄弟とお別れした人の体験談が載っていた。
その中で、もう25年も前に幼い子供を事故で亡くした人の言葉が載っていた。
子供を亡くした時は自分を責めて責めて、すぐにでも後を追おうとしたこと、周りの助けでなんとか生きて来たこと。
でも、今でも自分を責める気持ちは変わらないが、10年、20年とたつうちに、少しずつ、子供を失って苦しんでいる自分をまるごと受け入れることができるようになったとあった。
考えてみれば、世の中いろんな形で大切な人とお別れすることがある。
私の同僚にも、一歳だったお子さんを、お風呂の事故で亡くされた方がいる。妊娠6ヶ月でお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまった方もいる。
今では普通に生活されているが、その当時の苦しみ、後悔は言葉にできないほどであっただろう。
死の原因は違っても、大切な人を亡くす遺族の悲しみは同じだ。
この先10年、20年とたつうちに、私もこの苦しんでいる自分をまるごと受け入れて行ける日が来るのだろうか。
そんな日が来るのだろうかと思いながら、今日も想いを心に隠して仕事をする。