青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

20歳の子

次女が大学で先輩の男の子に不注意でケガをさせられてしまい、今日その子の母親と本人が、謝罪に来られた。


お母さんは、ほんとに私の目が届きませんでとしきりに謝っておられた。


男の子は20歳だと言う。息子の亡くなった年と同じだ。


彼に会うまでは、「もーうちの娘にこんなケガさせてー許さんわー」

などと思っていたのだが、小さくなって涙ぐみながら謝る彼を見て、息子の面影とだぶってしまい、そんな気持ちは吹っ飛んでしまった。


もういい、もう十分だよ、もう泣かないで


そう言いたかった。

そのあとはもう涙で目の前が曇ってしまって、涙がこぼれると困るので早々にお別れした。


生きていた頃は、もー面倒かけないでよーといつも息子を怒っていたように思うが、今は息子のために世話を焼きたい。そう思う。

今ならあの子のためにどれだけだって頭を下げられるのに。

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