青い空の向こうに

2017年4月息子が青い空の向こうに行ってしまいました。

息子の遺品

次女は4月に大学生になり、一人暮らしをすることになった。

生活用品がいるということで、息子が使っていた物を持っていきたいと言った。


息子が亡くなってからアパートから引き上げてきた息子の物は全部息子の部屋に入れっぱなしになっていた。

その中から家具や電化製品などほとんど次女は使いたいと持っていった。

トレーナーやパーカーなど着られる服も着たいと持っていった


これを機会に少し息子の遺品も整理しようかと片付けを始めた。

ゴミ袋の中から息子が亡くなったときに着ていた服一式が出てきた。警察の方が入れたのだろう。それを見て息子の死に顔と氷のようなほっぺたを思い出して涙があふれた。


衣装ケースを開けると飼い猫の首輪が出てきた。息子のアパートの部屋にネコの亡骸はなかった。どこかに埋めたのだろう。一人で埋めている姿を思い浮かべると涙が出る。


押入れを整理すると小さい頃のノートなどが出てくる。

「今日さかあがりができるようになりました。お母さんにいったらお母さんはよかったねといいました」

なんて文章を見てまた涙があふれる。


息子の遺品整理は一向に進まない。

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